16日に桂歌丸師匠の二番弟子、桂歌助師匠のひとり落語会がおこなわれました。
一年で一番寒い時期、お客様が来るか心配でしたが、40名ほどお越しくださいました。
演目は「変わり目」と「竹の水仙」。
「変わり目」は、女房にいつも文句ばかり言っている亭主が本当はとても感謝しているという噺。
ちなみに翌日の法事の際、亡くなられた奥様もとても優しくて気配りをされる方でしたのでこの噺を紹介したところ、施主様は先日NHKの落語番組でこの噺を見たばかりだったそうです。
「竹の水仙」は、無一文で宿に泊まっていた男が宿代にと竹細工で水仙を作って宿の前に置いておいたところ、大名行列で宿の前を通りかかった肥後細川越中守がこの水仙を所望して、なんと300両で売れました。実はこの職人は名匠、左甚五郎だったのです。
サゲは、300両を宿屋亭主と山分けした甚五郎が去った後、亭主が女房に言いつけます、
亭主「おい、さっき来た乞食坊主を呼び戻してこい」
女房「どうしてさ」
亭主「あれは白隠禅師かもしれねえ」
笑いの絶えない楽しいひとときでした。
お越しになられた方々が口々に「また来たい」とおっしゃってくださいました。
暖かい時期におこなえたらと思います。
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